COLUMN
コラム高齢者になると、お口の中は変化します。
そのため、若年者と違ういくつかの口腔ケアポイントがあります。
具体的な例と一緒に解説していきます!
まずは若年者と高齢者のお口の中の特徴的な違いについて考えてみましょう。。
高齢になるととにかく減ってしまう唾液。結果、きつい口臭、自浄作用の低下などが起こります。個人差こそありますが、中には舌にまで炎症を起こすほど乾燥する方もいるので注意。
長年による噛みしめなどで、健康なお口であっても歯を支えている骨は減ってきます。 体の骨と同じように、お口の中の骨も経年による生理的な変化をするのです。
若年者ほど虫歯の進行は早く、高齢者になるほどゆっくりになります。
嚥下というのは非常に複雑な機能で、高齢になればどうしても落ちてきます。
また、気管に入ってしまったものを、咳をして出す力も衰えてきます。
では、高齢者の口腔ケアは特にどのような注意が必要なのでしょうか?
乾燥を防ぐため保湿は大切になります。
自浄作用を回復させるというよりは、純粋に乾燥を防ぐために行うことが多いです。
乾燥を防ぐことによって、味覚も感じやすくなります。
自浄作用が落ちるので、汚れが残りやすくなります。それを補うイメージで清掃すると良いでしょう。
寝たきりになるような健康上の問題がなければ、自分の歯で食べられる状態で毎日を過ごしたいものです。
良い歯を保つためにも、良い食事や適度な運動を心がけ、全身の健康に気をつけることも大切です。
誤嚥性肺炎は、介護が必要な方や、体力が落ちてきた方がかかるイメージを持たれがちですが、全く健康に問題がない方でもかかる可能性は大いにあります。
嚥下機能が落ち、気管に入ったものを出す力が衰えると、どうしてもかかりやすくなります。
肺の炎症により、急激な発熱を伴いますので、体力をとても消耗します。
お口の中をきれいにしておくことでリスクをなるべく減らしましょう。
いかがでしたか?
若年者のお口との違いを知り、正しいケアをすることで健康的な毎日を過ごしていきたいですね!