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歯科衛生士は確認必須!国民年金と厚生年金の違いについて

年金は、私たちの老後の生活を支えてくれる大切な財源です。

そこで、国民年金と厚生年金の基本的な知識を解説します。

厚生年金と国民年金、どっちがお得なの?

ずばり、厚生年金です。

実は、厚生年金とは国民年金に上乗せして加入する年金のこと。国民年金に入ったうえで加入するものなので、国民年金よりも納付額が高額になります。納付額が高額なのにどうしてお得なのか。

厚生年金と国民年金の違い

納める額が違う!

国民年金は一律の金額を納付します。毎年見直しがあり、変動します。

一方、稼ぐ額によって等級が決定し、納付額も決定します。だいたいの金額は月給に18.3%となっています。

貰える額が違う!

受給額は国民年金加入者よりも多額を納付出来る厚生年金加入者の方が多くもらえます。実際にもらえる金額は加入期間と納付額によって異なります。

厚生年金について

加入出来る人は?

会社員や公務員などです。歯科クリニックの場合だと院長以外ということになります。

厚生年金は何故お得なの?


厚生年金の場合、保険料を加入者(あなた)と雇用主(院長など)で負担します。つまり、国民年金より高い金額を納めているのにも関わらず、あなたの実質の負担は軽いのです!

厚生年金の保険料の決め方って?

  1. 「4月~6月の平均月給」を算出
  2. 「厚生年金保険料額表」で等級を確認
  3. 標準報酬月額に保険料率の18.3%を掛ける

厚生年金に加入出来る期間は?

厚生年金に加入できる期間は、クリニック(もしくは会社)に入職したときから退職するまでです。

国民年金との受給額の差はどのくらい違うの?

ここでは平均受給額について確認してみます。

国民年金(老齢基礎年金(満額)) 65,141円 (令和2年度)。

厚生年金(※夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額) 220,724円

※平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。

引用)令和2年4月分からの年金額等について|日本年金機構(https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2020/20200401.html)より


国民年金だけでは、老後生活は暮らせそうにありません。老後用の貯金をしておくことが必須となります。

おわりに

厚生年金と国民年金の違いについてご説明しました。厚生年金が国民年金よりもお得であることがお分かりいただけたと思います。

歯科クリニックでは厚生年金に非加入としているところも少なくないため、転職時には必ず確認が必要です。

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