COLUMN
コラムフリーランス歯科衛生士になるために、何かしらの明確なスキルが必要なわけではありません。
でも周りをぐるっと見回してみると、確かにフリーの歯科衛生士は魅力的なスキルを持っていることが多いなという印象です。
この人なら頼みたいなと思わせる、あったらいいなの素敵なスキルについて考えてみました。
これは歯科衛生士に限ったことではありませんが、フリーランスを目指すならぜひ自分を売り込むアピール力が欲しいところです。
まず自分のアピールポイント(市場価値)を把握して、どう売り込むかが大切です。
例えば、自分の希望の時給や勤務日数で複数クリニックで働きたい場合。
クリニックであなたを雇うメリットを考えます。
歯科衛生士であれば、だれもができるようなSC、PMTG、TBIなどの施術も、自分の強みになりえます。 技術の向上を意識して取り組み、経験を積むことで早くて質がよい技術を身に着けることできます。
「早くて質がいい技術 → 効率的に点数が取れる、患者満足度が上がる → クリニックの売上UP」
こんな風にクリニックに貢献できるとアピールできるといいと思います。
些細なポイントでも、相手にとっては欲しい能力かもしれません。 相手のニーズを理解して、自分のスキルが役立つことをアピール力を培うには、思考の仕方が重要です。
ものすごい事務能力が必要というわけではありませんが、ワードやエクセルなどのパソコンの事務系アプリが全く使えないのは困るかもしれません。
早くできる能力というよりは、確実に必要なタイミングでできることが大切です。
自分で調べれば、それなりに何でもできるので、わからない作業などでも柔軟に対応できるといいかもしれません。
お金の管理も事務の大切な業務です。確定申告などの手続きも必要になるので、会計・経理の知識も知っておくといいでしょう。
フリーランスであるあなたの考えは、どこか決まった場所に所属せず人間関係などに縛られない立場からの客観性をもった貴重な意見として捉えられることも多くなります。
ただ、あなたの意見によって何かが改善したり、解決できる、またはより良いものに導くことができるためには、その伝え方が重要です。
「こう思うのですが」「こうしたいのですが」というのを、誰に対しても感情的にならず論理的に、フラットに伝えられるといいかもしれません。
誰かの下で働いていても求められる能力のはずですが、フリーランスの方がこういう言い方をできる人が多いのが不思議!
講師をやっている方に聞くと、「人前で話すことには慣れていくもの」だそうで、もしかして最初から必要な能力ではないのかもしれません。
講師になら「伝える力」が必要な能力なのではないでしょうか。
伝えるときの表情や服装、伝える相手に合わせた言葉選び、伝える時期や人にあった情報提供、講演をするなら講演場所の選択(講演会場?オンライン?)など、どれも「伝える」ために必要なことです。
また、歯科の分野も日々進化しているため、自身の持つ知識や情報が正確か、伝える前に確認しておく必要があります。日々の学習で知識を深めたり、最新情報を意識しておくといいと思います。
あなたの発言は、あなたの評価につながります。
歯科医院に入り、衛生士のコーチを引き受けたり、中にはコンサルまで引き受ける人もいるのだとか。
「この人の言うことなら聞いてみよう」と思われる信頼できる人間になることが重要です。
確実な仕事をする、頼まれたことを忘れない、時間を守る、ミスをごまかさないなど、手が空いていたら他の人を助けるなど、当たり前のこと当たり前に行っているだけでも信頼は得られます。
人脈が仕事につながる事もあるため、人脈作りも重要です。
今はセミナー参加やSNSコミュニティでも簡単に人脈が作れますし、SNSで気になる人と連絡を取ることも出来ます。
歯科衛生士ライターや編集のお仕事もあります。
インターネットに情報が溢れるようになってから、どのジャンルでもライターの需要は増えたはずですが、その反面、抜きん出て面白いコンテンツを作るのは大変になりました。
もちろん知識や基本的な分析能力は必要ですが、面白い切り口や、興味を持ってもらえる見せ方ができる人は向いているのではないでしょうか。
一般的な情報を書くだけでなく、その事実に対する自分の見解を述べることも求められます。
なにを読み手が知りたいのか、何を伝えたいのか考えて書くことが大切です。
いかがでしたか?
フリーランスは大変なこともたくさんありますが、ハマればハマるほど面白い働き方です。
セミナーに参加したり、経験を積んで、自分のスキルを磨いていきたいですね。
自分を客観視しして市場価値を見極めることから始めるといいと思います。それによって自信も身につくと思います。
派遣には、フリーランスに興味を持っていたり、将来フリーランスになりたい、フリーランスのような働き方をしたい方など、さまざまな希望に合わせた働き方を一緒に考えてくれるコーディネーターがいます。
気になった方はぜひ検討してみてください。