COLUMN
コラム歯科衛生士は歯ブラシについて勉強したり、情報に触れたりする機会がとても多いです。
そして、歯ブラシによって磨け方は変わってくるものです。
今回は一般の方向けに、どんな歯ブラシがいいのか、選び方のポイントも併せてお伝えします!
おすすめの歯ブラシはその方のお口の様子によって違うのですが、選び方にはいくつかの決まったポイントがあります。
一つずつ見ていきましょう。
歯の大きい方でも小さい方でも、「基本は3列植毛で、横幅は自分の歯2本分の長さ」と覚えておくと良いでしょう。
これより大きすぎても小さすぎても磨きにくくなり、汚れを落とす効率が下がってしまいます。
印象として、「あれっ少し小さいかな?」と思うくらいがちょうどいいかもしれません。
細かいところを効率よく磨けるのがポイントです。
一本一本の毛先については、細いものであることがポイントです。
ポイントの理由は一つ。
歯周ポケット内を磨けるようにするためです。
これは歯周病予防の第一歩で、歯周病においては、ここを磨くことが全てと言っても過言ではないほどです。
また、全体のカットとして、「平面カット」と「山形カット」に分かれるのですが、ほとんどの歯科医院では「平面カット」の歯ブラシを使っています。
固めの歯ブラシだと汚れは数回のストロークで落ちますが、その代わり毛先が細かいところに入らないことによって磨き残しが多くなります。
また、柔らかすぎると汚れを落とす力がなさ過ぎるため、これもNGです。
歯茎に強い炎症がある人や、痛みがある人以外は「ふつう」と書かれたものを選びましょう。
Amazonで歯ブラシを検索して人気商品をサーチしてみたところ、ライオンさんの「クリニカアドバンテージ」がベストセラーとなっていました。
また、他サイトもチェックしてみたところ、GCさんの「ルシェロ」、サンスターさんの「GUM」なども人気が集まっている印象です。
ライオン「システマコンパクト」(3列/ふつう)です!
(Google等で検索して参照下さい)
こちらそこまで星を獲得してはいないようなのですが、割と歯列が狭い私の口腔内にはフィット。
また、磨くこと自体に慣れているので、毛先が細めで全体には力をかけにくくてもきちんと磨くことが出来るのかもしれません。
ここまで歯ブラシについて考えてみましたが、正直歯ブラシだけで全てをきれいにするのは至難の業です。
自分に合う歯ブラシを選んだ後は、タフトやフロス、歯間ブラシなどのグッズを併用するのがおすすめです。